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2015年1月19日

恋するアルミホイールを選ぶ。

2015年新作ホイール特集

先日、幕張メッセで開催されたオートサロン2015。1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートを切ったこのカーイベント(1987年から「東京オートサロン」に改称)、息子といっしょに行ってきました! 会場は至るところ熱気に包まれ、かなりの盛況ぶり。正直に告白すると、この歳にして(?)初体験だったのですが、家族連れや女性の多さは意外でした。

プロの手でこれでもかと華麗にドレスアップされたクルマを目の当たりにすると、俄然、やる気が沸いてきます。ドレスアップにおけるホイールの存在感、魅力も再認識した次第です。というわけで今回は、このオートサロンに合わせたフォーカス恒例の新作ホイールを特集しています。

かつては標準仕様の純正ホイールと言えば、硬くて丈夫なスチールホイールが主流で、軽量でデザイン性に富み、そして高価なアルミホイールは一部のカーマニアのもの、なんていう時代もありましたが、クルマにデザイン性が求められ、スタイルが重視される昨今、純正アルミホイールが標準仕様というクルマもさほど珍しくはありません。

クルマの動力性能、足回りに影響を与える「バネ下重量」が重視されるようになってきていることもその要因のひとつと言えるでしょう。バネ下重量が軽くなれば、動力性能のみならず、燃費の向上にも効果があります。だからこそ、「ドレスアップ」という見た目だけではなく、軽量性、そして強度や精度が求められるのです。

アルミホイールは、その構造によって、1ピース、2ピース、3ピースの3タイプに分かれます。大ざっぱに言えば、1ピースは軽量、精度を重視する構造、2ピース、3ピースはデザインの自由度、ファッション性を重視する構造、といったところです。

また製造工程によって、鋳造、鍛造の2タイプがあります。鋳造が金型にアルミ合金などの素材を流し込んで成形するのに対し、鍛造は合金素材を形に合わせてプレス(圧縮)成形する作り方です。数千トンという力で圧縮するので強度(結晶密度)が高く、軽量化しやすいというメリットがある反面、鋳造ホイールに比べて高価になってしまいます。

強度、精度、軽量性というホイール本来の目的に倣えば、鍛造1ピースが最高峰に位置するわけですが、現実の選択はデザイン性、価格といった要素との兼ね合いですから、必ずしも万人にとってのベストチョイスということにはなりません。鋳造ホイールの製造技術もどんどん向上しているので、一般ドライバーにとっては、鍛造と鋳造の違いはそれほど大きな要因とは言えなくなってきているのも事実でしょう。

まずは、愛車をどんなイメージにドレスアップしたいのかを明確にしたうえで、ベストマッチする1本を選んでみてはいかがでしょうか。ドレスアップした愛車に惚れ直してしまうはずです、きっと。最愛の恋人を選ぶように・・・街中のガールズたちの熱い視線を独り占めする、まさに恋するアルミホイール、って感じでしょうか? いえ、ただの妄想かもしれませんが。

2015年新作ホイール特集
G. K. / Shutterstock.com

ぜひ、今回の「2015年新作ホイール特集 愛車を華麗にドレスアップする16アイテムが集合!」をじっくり読んで、ベストチョイスを検討してみてください。動画でも各ホイールの魅力、さまざまな角度からの華麗な姿をご覧いただけますよ。

そうそう最後に一言。皆さん、「JAWA」ってご存知でしょうか?

ホイールを選ぶ際、見た目のデザインだけでなく、工業製品としてのクオリティも大事ですよね。走りを支える品質、とでも言えばいいでしょうか。安全性能あっての品質ですからね。そのアルミホイールの強度・品質を保証する機関が「JAWA=ジャパン・ライト・アロイホイール・アソシエイション」なのです。

そのJAWAが発行する「JAWA品質認定証」。これは、国交省の基準に適合したホイールであることを示す「JWT」に加え、第三者公的機関で実施する試験の“二重チェック”を経た「安心の証」と言えるものです。

今回の特集で紹介する16本のホイールも、もちろん、このJAWAの心強い“お墨付き”なので、安心して選ぶことができますね。

JAWAについて詳しく知りたい方は下記ページご覧ください。
JAWA公式ページ

それでは、みなさん、心の準備はできましたか~? では早速、特集ページへゴー!

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